Chapter-2 肝細胞癌へのアプローチ
表面付近
表面付近

表面付近


肝臓の表面、すなわち腹壁の直下の領域は多重エコーがかかり画像が不明瞭となる。
この領域の病変を見落とさないコツは探触子をスライドして走査し、表面の不自然な突出(ハンプサイン)に注意することである。

ハンプサイン
表面付近

表面付近


肝表面、腹壁直下の領域では、ビームを腹壁に斜めに入射すると、多重反射を減らすことができる。
ハンプサインの見られた部位を観察すると径38mmの低エコー腫瘤であることが分かる。


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムヘルスケア株式会社